サボがビビの父親であるコブラを殺すはずがないと叫んでいるルフィ。ロビンも革命軍の敵は「世界貴族」であって王達ではないと同意する。
これからアラバスタ、もしくはマリージョアに向かおうと提案するルフィだったがゾロが止める。
ビビを知っている面子はゾロとロビンを除き皆それなりにパニックになっている。ゾロが冷静なのはずっとMr. ブシドーと呼ばれていたからに違いない…
ゾロはビビは強い女だから信じろとルフィに諭す。しかしルフィ、ナミ、チョッパー、サンジからは鬼扱いを受ける。
ネフェルタリ家に対して何か思うことがあるであろうロビンによって取りあえずその話は逸らされその場は落ち着いた。
そういえばルフィと関わりがある名前が出ているというのが気になるが、それはコビーのことかもしれない。
そしてルフィが自らの夢を初めて一味の前で語った。
それを聞いたその時のそれぞれ反応が興味深い。
簡単にまとめると「最初に聞くと困惑する」「実現不可能に思える」上に「正気も疑われる」そして「大笑いも誘う」「ルフィらしい」「チョッパーは大感激」というもの。
海賊王になれば不可能じゃないと言っているフランキーなので富、名声、力の三つを駆使すれば何とか実現できるものだと思われる。
直感的に浮かぶのは世界中で同時に行われる「大宴会」を開くというものであるが、もっと他にも何かある気もする。
しかしその為に必要な最後のロードポーネグリフの在りかは全く分からないことを指摘するロビン。だがシャンクスが本格的に動き出そうとしているので、元ロジャー海賊団が関わっている可能性が高いだろう。火ノ傷の男がその手掛かりを握っている?
場面は海軍本部、マリージョア。
サボと革命軍の通信を傍受しており、そしてそれがルルシア王国から発せられていることも確認。
その会話を五老星も聞いていたが、少し様子がおかしい。
一方サボは焦っていた。コブラ王の暗殺はおれじゃないと身の潔白を主張。しかしそれ以上にサボに危機感を持たせていたのは、マリージョアで見た虚の玉座にいた存在であった。
イムの存在一つでここまで焦らせるのでよほど虚の玉座は世界にとって重要な概念なのだろう。
五老星か誰かが直々に通信部に伝える。お前達は何も探知しておらず、何も傍受していないと。なぜならルルシア王国というのは元々存在しないから。
そしてエネルの"万雷"の強力版のようなものがルルシア王国の上空から発せられ、国は消滅した────
これが世界政府の真の力というわけなのだろう。本気を出せば一国を完全に消し去れるほどの力を持っている。だから海賊達も基本は海賊同士だったり世界政府非加盟国しか狙わないわけである。(ただし黒ひげは普通にドラム王国を襲撃していたが)
場面は数日後のサニー号。
ルフィたちは悪天候に苦戦していた。そして嵐の中、ルフィが誰かが水の中にいることに気づく。
そんな中チョッパーが風で飛ばされる。チョッパーを掴もうとしたルフィも同じく飛ばされた。
そして水の中から現れたのは、溺れていたジュエリー・ボニーだった────
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