バーソロミュー・くまは何者なのか

バイブル片手に謎の行動をする政府の改造人間であるバーソロミュー・くま。果たして一体何者なのか、真の目的は何なのか。

注目すべきは人によって全く評判が違うところ。まずはくま本人はこう言っている。


「おれは革命軍の幹部」(53巻513話)※台詞自体は60巻591話で判明

自らは革命軍の幹部を名乗っているが明らかに他の人物の評判とは違う。

ペローナ「かつて…海賊として残虐の限りを尽くした男・・・・・・・!!!」(49巻473話)

モリア「なあ"暴君"くま!!!七武海にして唯一政府の言いなりに動く男」(49巻474話)


ペローナの意見が一般的に知られているくまの素顔だとすると本来革命軍とは無縁の存在であるように思える。

しかしかつてと言ってることから革命軍に入る前、もしくは七武海に加入する前の行動なのかもしれない。もしくはただの噂か。

モリアの意見は作中のくまの行動に近く、まず政府の銘を受けてわざわざスリラーバークまで来ている。

その後政府の指示通りに麦わら海賊団の殲滅を図ろうとするがここからくまの行動は評判と食い違ってくる。

まずゾロの無茶なお願いを聞き入れ政府に従順なはずの男は全員抹殺の指令を無視して、ゾロに痛みを与えるだけで帰ってしまった。

その去り際に「さすがは…あんたの息子だな・・・・・・・ドラゴン」と言い、この時ただ政府の言いなりに動くだけの人物でないと匂わせた。


その後はシャボンディ諸島でピンチになった麦わら海賊団の前に現れ一味をバラバラに逃がしてさらに七武海の立場を危ぶめる行動をするのだった。

最初の行動はゾロの心意気とドラゴンの息子ということで気まぐれに助けただけだと思うが、(というのも元々抹殺の動機自体が七武海を二人倒したことを触れ回られるのを政府が恐れただけ)

大したお咎めはなくセンゴクに叱られただけで問題はなかった。

しかしその後の行為は明らかにおかしくレイリーに革命軍の幹部と名乗るも別に麦わら海賊団はルフィの血縁以外革命軍と関係なく自分立場を危ぶめてまで麦わら海賊団を逃がす動機は本来なら全くない。

もし政府に従っている理由が革命軍のスパイ活動の一環ならばこんな無茶な行動はしないように思える。

実際政府に従順は従順で素直に記憶を消してパシフィスタとしての改造を素直に受け入れている。

ということはやはりくまは・・・・?

くまの本当の素性(経歴)は未だに謎である。しかし100%政府側の人間ではないのは確か。

かと言って革命軍の重要な任務を背負ってるのならばここまで政府に従うとも思えない。

こうなってくると二重スパイだったのではないだろうか。

直感で浮かんだのが元々政府の人間という線。

政府の銘を受けて革命軍に潜り込み政府に情報を流すというのが本来の目的だったが、革命軍にいる内にその行動目的に賛同してこっそり革命軍側に寝返った。

これなら色々と説明できそうな気がする。例えばこのような具合で。

"暗殺指令を受けて革命軍に乗り込んだが返り討ちにあってその後ドラゴンから直接革命軍の行動や政府に関する話を聞き感銘を受けて革命軍側に寝返った"

もうひとつの線は元から革命軍側の人間だったということ。

これなら革命軍のスパイとして政府に潜り込み、従順に従う振りをしつつ政府の情報を流していたということで収まるかもしれない。

しかし最終的にはパシフィスタとしての改造を受け入れてるのでそんな単純じゃない気もする。

先ほども言ったように元々革命軍の重要人物だったら自分の立場を危ぶめてまで麦わら海賊団を救う行動をするとは思えない。

行動自体の動機は麦わら海賊団を助けようと助けなくてもこの先パシフィスタとしての完全な改造が待っているという状況を考えて立場を危ぶめても救ったと考えることはできるが、

しかし究極といえる肉球の移動能力を使えばあっという間に政府の機関から革命軍の拠点に移動するのは簡単だと思えるのでこの改造を素直に受け入れたという点が引っかかる。


もしくは完全に改造されるのが革命軍にとって一番ベストな選択だったか。

パシフィスタに改造された時に発信機か何かを埋め込まれ、それに気づいたくまはこのまま戻れば革命軍の本拠地や拠点先がバレると考え素直に従う振りを続けざる終えなくなったのだ。

これなら元々革命軍の幹部で収まりスパイとして七武海に加入して従順な振りを続け政府の情報を流していた。しかしある時肉体改造を施され発信機が埋め込まれてることに気づいた。

このまま戻ると居場所が分かり革命軍にとって甚大な被害が出ると考えたくまは政府に従う振りを続けざる終えなくなった。

そしてある時麦わら海賊団の抹殺の指令を受けてスリラーバークに来たがドラゴンの息子であるルフィとその仲間を見て反抗心が芽生え、このまま従って完全に改造されるよりは少しでも抵抗しようと、しかし革命軍とバレないように麦わら海賊団を救う行動にでた。



そしてベガパンクも謎である。

この考察は(2)へつづく。

ページのトップへ戻る