サンジ=天竜人説
サンジ=天竜人説は現在ワンピースファンの間でかなり話題になっているネタである。
自分も今回いよいよこの大胆な噂を詳細に分析してみようと思う。
その前にまずサンジの基本情報を押さえておこう。
・サンジの出身は東の海ではなく北の海である。
この事はジャヤの時に判明している。
そしてサンジは嘘つきノーランドの話を知っていた。
つまり北の海にいた頃の記憶を持っている。
これが意味するのは北の海にいた頃→レストランで働きだした頃の間に何かがあったことになる。
小さい頃だがそれでも絵本の話を覚えているぐらいだから2~3歳という事はないだろう。
・謎の左目
サンジは幼い頃からどういうわけか左目を髪で隠している。
理由は単なるキャラ設定(演出)と昔は思っていたがもしサンジの過去が重要なものであれば左目の謎と繋がる可能性はかなり高いだろう。
あまりに近年登場しないからすっかり忘れていたがこれは謎でも何でもなかった。
目は何も関係なし。むしろ謎なのは眉毛の方?
・今年(2016年)はサンジの年?
近年ずっと影が薄く麦わらの一味でもないローの方がかなり目立っていた。
そしてどうやら作者公式の情報としてその状況が今年変わるとの事。
ただしこれが本当にサンジの過去が重要という意味になるかはまだ確定していない。
一味の中で誰よりも活躍するだけという可能性もある。
しかしこの情報がサンジにまつわる噂を後押ししているのは間違いない。
というわけで基本情報は揃いました。
ではいよいよこの噂の真偽に深く踏み込んで行こう。
まず初めに自分が思うサンジ=天竜人説の問題点の一つはシャボンディ諸島でのサンジの反応。
もしサンジが天竜人だったらあの時もうちょっと何か普通とは違うリアクションがあってもよかったのではないだろうか。
それにサンジの出身は北の海であってマリージョアではない。
北の海に住んでいる天竜人という事もありえるだろうがそれは天竜人というより世界貴族では。
ちなみにこの場合は天竜人説と比べたらかなりありえると思う。
比べずともサンジ=世界貴族という説はかなり信憑性がある気がする。
上品な部分がある(あった)や極端なレディーファースト的な部分はそこが由来と説明できる。
ただし問題はなぜ北の海をサンジのみで離れたのか。
親は一体何を?
これはサボのストーリーとは全く違う展開だろう。
回想でサンジは子供の頃元々海賊に近いタイプのシェフ達といた。
あの集団が北の海にいて何かいざこざがあった時にサンジを助けた?
この可能性はまずないと思える。
革命軍でもないのだから移動手段は限られる。
それにわざわざ商売目的で北の海に行ったり東の海に行ったりという事はしないだろう。コストとリスクだけが一方的に高い。
それにそもそもどうやって北の海と東の海を渡るのか。ここで昔からある謎が浮かんでくる。
・どうやってサンジは北の海から東の海に来たのか?
上の図を見ての通り東の海と北の海は大陸を挟んで分断している。
どちら側からでも簡単にたどり着くことはできない。
たどり着くには基本的にこの二つの方法しかない。
1.リヴァースマウンテンを通り一度グランドラインに入る、そして海王類に食われる危険を冒してカームベルトを横切り東の海へと抜ける。
2.10000mの大陸をどうにかして上り、その後10000m下までどうにかして降りる。
※魚人島を経由する手段もあるがそれはここでは無視
大多数の海賊がやってる方法はおそらく1。
懐かしのクリーク海賊団はこうやってグランドラインから脱出したのだろう。
2は海賊であれば七武海がやる方法だろう。
では七武海じゃなければ他に誰がやれるのか。
山賊という変化球もあるだろうがここで世界政府関係者というアイディアが出てくる。
つまりサンジ=天竜人説がまた浮上してくる。
しかし天竜人じゃなくとも世界貴族レベルであれば何か事情があれば許可をもらい山越えが可能になると思う。
つまりもしこの読みが正しいならサンジ(おそらくサンジ家族)は何かワケあって北の海から東の海にやってきたのではないか。
そのワケの部分は今は置いといて、そこから海上レストランで働くに至るイベントが存在するのだろう。
ただ考えてみればかなり奇妙な話である。世界貴族(多分)だった子供がレストランの下働きになる?
それに一体どうやってサンジはそれに慣れた?。
子供の頃のサンジの回想がレストランである程度働きだし慣れた頃の描写なのか、それともレストランに来るまでの段階でもう既に何かあったのか。
ここで二つの仮説が浮かぶ。
(2)へつづく。