ONEPIECEを読み解く!

851話考察
プリンを悪女だと決めつけるのはまだ早い!
…のか?

無駄に複雑という事でバッサリ切った記憶を吸い出す能力が本当にプリンの能力であったが、これはつまり何を意味するのか?

そしてプリンにはこれ以上裏はないのだろうか?

プリンが悪女なのはこの回で絶対確定したように見えるが、果たしてそう言い切れるのか、今から可能な範囲で真相を追及してみる。


■その予想可能な範囲は"メモメモの実"によってかなり広がった

今回プリンの変顔も衝撃的だったが、同じぐらい衝撃的だったのはメモメモの実である。

というのも記憶改ざん系能力が出てくると展開予想が非常に難しくなる。

無駄に複雑かは分からないが複雑な要素があるので、例えばあるキャラが何か重要なことを言っても「記憶を改ざんされているのでは?」とまずは疑わなければならなくなる。

つまりこの先何でもありになりえる。どんな複雑な展開もあり得る。

前回の考察の中でレイジュにべらべら計画を喋っているのは後々ヴィンスモーク家とビッグマム家の同盟関係を崩す為だと考えたが、しかしこの能力によってそれはあっという間に却下された。

……ように見える

確かにその単純な予想は外れたが、しかしまだおかしな点が残っている。(逆に辻褄が合う部分もある)


1.どのような経緯でレイジュはプリンと接触することになった?

2.記憶を消せるならなぜレイジュの足を撃つ必要があった?


1.の理由次第でプリンの真の正体が何なのか決まるほどその疑問は重要だと思える。

もしこれが"たまたま偶然"レイジュがプリンの何か秘密を目撃したのであれば、プリンはこのまま悪一直線で行くかもしれない。裏はもう何もない。

しかしプリンが計画して狙ったのであれば、まだプリンには何かあるという事になる。

これはプリンの計画が真実なら無駄なアクションでしかない。レイジュ一人足を痛めさせて何になる。

レイジュ一人の戦闘力を弱らせる為に、いくら記憶を改ざんできるとはいえ計画成功のリスクを上げるのはおかしいというわけである。実際サンジに目撃されてしまった。

2.の理由は1.と関連していて、もしレイジュが偶然プリンの何か秘密を目撃した場合だと口止めする為にまずは足を撃って動けなくし、そして部屋に連れて行って今回の流れになったと説明できる。

しかし後者であれば改ざんした記憶をレイジュに持たせるのが狙いの一つという事になる。

流れ弾に当たった事にするというようなことをプリンは言っていたが、しかしそんな軽い感じだとヴィンスモーク家が不審に思うのではないか?

かなり頑丈な肉体を持っているレイジュが怪我をしたとなれば一体それはどんな弾丸だとなりそうな気がするのだが、まさしくそれが狙いなのかもしれない。

これは今後のプリンの銃についての考察の中でまた改めて触れるのでその話はここまで。

ただ簡単に言うとその目的は前回の予想と近い形かもしれない。

しかし大きな違いはプリンの"家族への反抗"がバレない点にある。

その事は見逃しそうになるが、それが以前の仮説の大きな問題点であったのは実は気づいていた。

後々レイジュを逃がして同盟関係をうやむやにさせようにも、プリンがそう言ってたという情報がビッグマム側に伝わればヴィンスモーク家ではなくプリンが始末される

つまりその理論の弱点が今回メモメモの実の登場によってむしろカバーされたのである。

しかし問題点も出てきた。


■サンジを馬鹿にした理由は?

これはもう一つしかないように思える。

少なくとも"三つ目プリン"は、チンピラであるサンジを本当に嫌っている

つまり前回最有力と思った可能性はほぼ完全に消えた。(その仮説が正しいならプリンはここまでサンジを馬鹿にする必要はないから)

そして少なくともと言ったがもしプリンというキャラが三つ目プリンしかいない場合は話はそこまでである。

では他にプリンはいるのか?

それはまだ分からない。

しかし他人の記憶を吸い出せるのであればランチさんタイプの二重人格の可能性は0%じゃなくなった。

それだけじゃなく双子説も充分あり得る。

いやいや、実際に悪女だけど今回の件を利用してうっとおしいマムから逃れる計画を思いついただけというのもあり得る。メモメモの実によって可能性は無限に。

どれがあり得そうかというのはもう全く分からないが、しかし逆にどちらの人格も互いの記憶を持っているパターンが来る可能性は減った感じはある。

なぜならそれだとプリンがメモメモの実の能力者である意義があまりないように思えるからである。

ないと思っていたのが信憑性が増し、あると思っていたのが信憑性が減った、だからメモメモの実のようなのは恐ろしい…。

しかし、依然として真っ黒の可能性は消滅していると思っている。


■これでもなぜまだ真っ黒だと言い切れない?

前回指摘しまくったように完全に真っ黒だとおかしな描写が多々あるからである。

ではここでそれを全て網羅しよう…と思ったがそれは面倒なので重要なシーンだけピックアップ。


・この表情と回想の真意は何?

この分析の中で"たとえどんな悪女だろうといつでも邪悪な表情はしていないし、昔を思い出して考え事をすることもある"

という事で一応説明できると言ったが、正直もう無理だと思う

なぜなら今回のプリンのサイコ度合いを見ての通り、普段からサイコなければそれはもはやキャラ崩壊と思えるからである。これは逆バージョンのキャラ崩壊といえる。

もちろん前にも言ったが読者を欺く為だけが目的の演出の可能性は実際あり得る。

だけど、これは認めない!

作品内の描写は作品内で収まるべきである。(と思う)

というわけでキャラ崩壊を免れるにはプリンは実は二重人格者という事でないと説明できなように見え………という具合に話はやっぱり"二重人格"の方に移るわけである。

それに雨の中何かを考えている描写には絶対意味がある。これはミスリードとは言わせない。


・この時のビッグマムの真意は?

なぜこの時"真実"を伝えなかった。

もう捕まえたのだから少なくともプリンの正体ぐらいは隠さなくてもいいだろう。

と指摘して、"ルフィに余計な刺激を与えず話(政略結婚)を穏便に進める為で説明は出来る"この分析の中でフォローした。

しかしそれはプリンのバラした計画が嘘というのが条件であった。

つまり三つ目プリンが真実しか語っていないのであればその理由は説明できない

小さな場面だが妙である。

もしもルフィが逃げ出したら大変とでも思ったのか?

だとしたら尚更妙である。どれだけ自陣のセキュリティに自信のない四皇だとなる。ショボい!

そしてこれは次の疑問と大きく関わっている。


・オペラ兄さんの謎の反応

上の二つの疑問は無理やり解釈しようと思えば何とかなる。

しかしこれはどうにもならない

ローラの居場所を吐かせる役割を担うぐらいビッグマムからの信頼があるオペラ兄さんがプリンの言動を不可解に思った、これが何の理由もないとは言わせない

だから絶対何かまだ裏があるのである。


■だったらその"裏"とは何なのか?

真っ黒じゃないのはまず間違いない。

しかし、だとしたらプリンは何なのか?

以前は真偽はともかく予想はし易かったが、しかし記憶改ざん能力が出てきた以上無数のパターンが考えられる。

三つ目族特有のランチさんタイプの二重人格なのだが、しかし別の人格が存在しているという自覚はある。

そこでプリンは三つ目の協力を仰ぐ為人格が切り替わる前にメモを残した

"私の記憶を吸い取って"

そして三つ目プリンは今までの流れを知ることに。

そうしてプリンの意思を知り、ついでに三つ目の嫌いなタイプでもあるサンジの存在も知った。(サンジは嫌いだがしかしもう一人の自分の意思を尊重する気はあったので、そのジレンマ(ストレス)で今回の変顔オンパレードを説明できる?)

つまり記憶を吸い取れるから今まで三つ目プリンが全てやったかのように演じれるわけである。

他には実は双子で……とか。(記憶を吸い取れる以上今までのプリンを演じるのは簡単)

他には元々悪女であるのは変わりないが"計画"の為にあえて自らの悪の部分を予め切り取っておき、後々ある時点から舞い戻る作戦を取ったとか。※これはむしろ逆パターンもあり得る。

自分自身の記憶をも改ざん出来るのであればプリン本人の回想すら本物か怪しく思えるわけである。

随分前に考察したカイドウのスパイ説(クイーン説)に近いのもあるかもしれない。

という具合にとにかく考えようと思えば色々パターンはある。

ただ何だろうと、ビッグマムの計画通りには動いていないのは100%確かだと思う。オペラ兄さんの件がある以上これは固い。

その真意プリンの持つ二面性の意味が何なのかが全ての鍵というわけである。(あと三つ目である理由も)

ではおまけとして(2)で2016年のワンピースを振り返るの中で言っていたプリンの話とこの分析を照らし合わせてみる。